アイアン手すりの補強方法

reinforcement

補強バットレス加工と補強フレ止め加工

はな工房では、アイアン手すりの補強を行うのに『補強バットレス加工』と『補強フレ止め加工』という2種類の手法を考案し、日々の手すり取り付けで実践しています。こちらのページではこれらについて説明します。

① 補強バットレス加工

手すりを製作するようになる前、様々な手すりを見て研究しました。
「どの部材が一番美しく見えるか?」その事を考えた結果、現在使用している部材に辿り着きました。

工房内で何度も試作を作り、強度が大丈夫か?試してやっと完成したはな工房の手すり他の手すりに比べて、少し小振りな部材を使用しています。小振りな分、お客様によっては強度を心配される方もおられます。そこで考えた方法は、補強の為の【バットレス】加工です。

強度のあるアイアン手すりの作り方図面

3カ所目の補強

では、実際バットレスとはどのような物か?

階段手摺や転落防止フェンスは、足下と壁に留め具がつきます。
手摺の強度は手摺の幅に関係してくる為、壁にの反対側の長さが長くなる程「振れ」が強くなります。はな工房が使う部材は3.8㎝幅。仮に10㎝の物に変えると、それだけ横振れは少なくなります。ですが、幅が広いと美しくない。。

そこで、上記写真の様にもう1本部材をたして横の強度を上げると言うのが『バットレス』です!目安として、『階段手摺は9段以上やストリップ階段』『転落防止フェンスは180㎝以上』、特に転落防止フェンスは、180㎝を越えると使用自体が難しくなる為、確実に必要になります。

ストリップ階段-スケルトン階段に強度あるアイアン手すりを

実際の所どうなのか?

上記でも記載しましたが、180㎝を越える転落防止フェンスは必ず付ける事をお話しますが、手摺は実際の所バットレスを付けられる方は少ないです。(そこで考えた方法が、次に紹介する補強フレ止め加工です!)
下地にもよりますが(下地について

「故意に強く揺らしたり」「小さなお子様が活発に遊んだり」しなければ、日常生活の上バットレスが無くても問題ありません。例えば長年使っていて少し揺れが大きくなっても、故意に揺らさなければ外れる事はありません。ただ、見た目だけの良さだけでなく、お客様の生活スタイルや今後の事を考えてバットレスを付けるか付けないか?慎重にお選びする事をオススメ致します。

② 補強フレ止め加工

この方法は、アイアン手摺の柱部分を、次の段の木端(踏み板の先部分)に当てビス固定する方法です。

フレ止め加工で次の段の木端(踏み板の先部分)に当てビス固定する

他社様でも、このような取付方法をされる所は多くありますが、微妙な寸法調整がある為、あまり進めて来なかったんです。階段はものすごく正確に採寸しても、はな工房ではどうしようもない『コケ』があります。例えば壁が真っ直ぐ見えていても、正確に測ると垂直になっていない事があります。

階段の踏み板も微妙にコケている事やストリップ階段を取付ける梁が垂直になっていない事も考えられます。その微妙なコケがあるので、どれだけ正確に採寸して製作しても、確実にきっちり取り付く保証がないと考えていました。

フレ止め加工はアイアン手すりの強度を増します

ですが、やはり求められるお客様がおられる以上、はな工房でも出来るだけその声に応えるべく、予めクリアランスをとって薄いライナーを入れて取付ける方法で製作する事に致しました!

ただ、このフレ止め加工はバットレスと違い、取り付けられる条件があります。ます階段手すりのみ、階段が始め3段回りなどで4段等から始まる場合には不向きです。(詳しくはご相談下さい。)

今後も色々と挑戦していきますので、宜しくお願い致します。

末永いお付き合い

強度の事だけを考えると、腰壁にしたり・太い木製が良いと思います。ですが見た目の美しさを考え、せっかくはな工房のアイアン手すりをお選び頂けるのですから、バットレスを付けても付けなくても、フレ止めをしてもしなくても、納品後の末永いお付き合いをお願いします。

正直な所、はな工房のアイアン手摺に保証と言うものはありません。ですので出来るだけお客様がご納得してご依頼頂きたいのです。手すりでなくても、使い方を間違えると壊れてしまいます。壊れてもケガが無ければ良いのですが、ケガをしてしまうと大変な事になります。どんな状況であれ、そのような事が無い様に、製品作りは元よりお客様との信頼関係を築けて行ければ幸いです。

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