今回は数年住まわれて、子供部屋のロフトを本格的に使われるタイミングでご依頼頂きました。
お子様は女の子と男の子の2人!白いロフト手すりは女の子・グレーの手すりは男の子!
まず白色のロフト手すりは女の子のお部屋で、ロフトからの転落を防止するフェンス型の手すりです。もともと30㎝の低い腰壁があるので、アイアン手すりの高さは50㎝にして合計で80㎝の高さで制作しました。ロフトのハシゴから少し空間が出来てしまうので、出来るだけ端のギリギリまでの長さで制作して取り付けました。(デザインはシンプルなフラットバーデザインをお選び頂きました。)
*ロフト手すりの高さや様々な実例のブログがありますので、よろしければ参考にご覧下さい。
続いて男の子のお部屋は秘密基地のようなロフト空間!こちらはロフトに入る開口部の両端に手がかりとして取り付けた手すりです。開口部の幅が94㎝あるので、もう少しお兄ちゃんになっても使いやすい幅を確保しようと壁から7㎝突き出した手すりを両側で、手すり〜手すりの幅を80㎝に設定しました。(デザインは壁用手すりのストレートタイプと同じ部材:直径21.7φを使用)
そして、今回は様々な事を工夫し、学ばせて頂いた手すりになりました。
工夫した所は、お客様と一緒に採寸・取付する事で価格を少しおさえる!事です。後付けリフォームの場合は、新築のようにお家を建てる全体の一部としての手すり費用ではなく、手すり単体でご注文頂く為どうしても高く感じてしまいます。合わせて手すりのボリュームと価格帯が比例して見えるか?と言う点もあります。(特にロフト手すりは高さが低い為、どうしても高く感じやすいとおもいます。)
割引はしていない為、可能であれば今回のようにお客様と採寸したり取付したりする事が出来れば、価格を抑える事も可能です!(セット割引や長尺割引はあります。)
ただ予想以上にご主人様のテキパキした搬入や取付の上手さと、奥様の細やかな気配りで取付はとっても早く終わりました!素晴らしかったです!!
学ばせて頂いた点は、今回初めて黒が合わない!と感じた所です。言わばカラーコーディネートの部分です。はな工房には色彩検定1級ののぞさんがいますが、わたし(たけちゃん)も建築・インテリアの学校を卒業しているので、ある程度の知識はあります。一昔前はアイアンと言えば黒のイメージが強かったので、黒以外の選択肢をもつ方が少なかった事もありますが、今は空間コーディネートにおいてカラーはとても重要です。
アイアン手すりにもその要素が求められ、空間・照明・マテリアル・インテリアとの相性を考えたカラーにする事で、お部屋の雰囲気がグッと良くなります。今回お客様のご希望で、ハシゴのついている既存手すりも塗り替えさせて頂きましたが、取り付いた後「塗ってて良かった〜」と本当に思いました。
ご注文頂いたアイアン手すりとカラーが同じなので、空間にベストマッチでした。今でも奥様の「かわいい〜」と言う声がわすれられません!
*はな工房5種類のカラーを書いたブログがありますので、気になる方はぜひご覧下さい。
今までも出来るだけお客様に寄り添った仕事をしてきたつもりですが、これからも様々な事を考えて、より一層お客様に合ったアイアン手摺を作って行きたいと感じた今回のお客様でした。本当に有難うございました。