【三重】大きなL型吹き抜けと階段をつなぐアイアン手すりの取付け

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【三重】大きなL型吹き抜けと階段をつなぐアイアン手すりの取付け
階段・吹き抜けにフラットバーアイアン手すり
大きいL型吹き抜けアイアンフェンス

2間・1.5間(約3.5m・2.6m)の大きいL型吹き抜け手すり4〜11段目までの8段分天井取り付け階段手すり

特に大きい吹き抜け用手すりを2階へ上げるのが、と〜っても大変な取り付けでした!

まず前提として、大きい手すりを2階へ運んだり、搬入経路がなく設置場所へ持ってくることが難しい場合には【分割加工】をして2つに分けて制作し搬入します。今回は2分割?3分割?どちらにしようかすごく悩みに悩みました。というのも、キレイな分割加工をいつも意識していますが、取り付ける足元の具合(水平でない場合など)によって、分割部分が曲がることがあるんです。説明が難しいのですが、分割部分はどうしても強度が少し落ちる為、ビスでしっかり固定する際に足元に引っ張られやすくなるんです。

迷った結果!広い吹き抜けなので、今回は2分割で制作することに決めました。分割部分は上の写真(手前が長手)でいくと、L字のコーナーから2本目の柱で分割しています。ですので“2.6・1メートルのL字”と“2.6メートルのストレート”になります。

大きい吹き抜け手すりにシーリングファン

取付時、まずはストレートの2.6メートルを階段から上げようとしましたが上がらず、吹き抜けから引っ張り上げました。続いてL字を上げるのに、2.6メートルを上で垂直上に上げ、引っ張りましたが上がりませんでした。。

そもそも2Fの吹き抜けは通路になっているので奥行きがなく、大きいものを引っ張り上げることは出来ません。ストレートはL字と違って扱いやすい為、うまく上がりましたがL字はとっても持ちにくいので、様々な方法を試しましたが1時間くらいたっても上げられませんでした。

階段に天井取り付けのアイアン手すり

絶望的な状況の中、次に上がらなかったら後日人数を増やして!と考え、最後にもう一度トライすることにしました。最後の方法はまず1FにLの文字のように立て、上へ上げます。一人が上から引っ張っている間にもう一人がL字の部分を持ち上げて上の人に渡します。そして上へ上げた人が2階へ行き協力して引っ張り上げる方法です!

この方法が成功!!無事上げることが出来たんです!実はこれ、2人でやっているんです。今思うと、本当によく上に上がったな。と思いますね。(この取り付け以降は、搬入経路が取れない場合は3分割にしています。)

ひとまず安堵しましたが、取り付けはここからが本番!ビスの本数も多いので、かなりの時間が掛かりました。

8段の手すりのことをご説明していませんでした。こちらは高さが75㎝で制作。天井取り付けの場合、手すりのバランスを考えると、出来るだけ高さは低い方がキレイなデザインに仕上がります。安全性に関しては、天井があるので高さが低くても落下する危険は少ないです。“おおよそですが、5段目(アイアン手すりで考えると2段目)に立った時に天井が頭くらいの位置になります。”

時間はかかりましたが無事きっちりキレイにフラットバー手すりの取り付けが終わりました。本当に心の底から「ホッ」っと声が出ました。笑

お客様からは「ありがとうございました。素敵な空間になりました!」と言って頂けました。本当に有難うございました。

*美しい分割や搬入経路について書いたブログ記事です!よければ合わせてご覧ください。

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