【大阪】回り階段を広く見せる“2段目スタート”のアイアン手すり

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【大阪】回り階段を広く見せる“2段目スタート”のアイアン手すり
玄関入ってすぐの階段にアイアン手すりを取り付け
回り階段を含むスチールフラットバー手すり

玄関にある回り階段の2段目から始める“3段+2段(回り階段)”に取り付けたシンプルなフラットバー手すり

このような回り階段や踊り場は、回り階段・かね折れ(L型)階段の場合に必ず現れます!特に今回は玄関を開けるとすぐにある階段なので、出来るだけ開放感を出したいところですよね!腰壁や壁ではなく、アイアン手すりにすることは開放感が出て良いのですが、スチールにしたからと言って、どんなものでも良いという訳ではありません。

毎回この“回り・踊り場”を含む階段は色々考えベストなデザインを考えますが、今回もどのように考えたか少しご紹介致します!

上から眺めるアイアン手すり

まず上の写真を見て頂くとわかるように、通路幅が狭い!ちょうど1段目と壁が同じ位置くらいにあるので、少しでも通路の間口を広げるため2段目からスタートさせることをご提案しました。(手すりは1メートル以下《段数で考えると4段か5段まで》には取り付けなくても法規的に問題がないので、ご安心ください。)

さらに使い勝手を良くするため2段目の前の方から始めることで、上り始めや下りてくる時にも、ある程度の位置まで手すりがあるので安心です。1段目の後ろの方から始めれば?と思われる方もおられると思いますが(実際今回のお客様もそう思われました。)1段目の後ろの方から始めてしまうと、アイアン手すりの柱(一本目の縦)がかなり長くなってしまうので、見た目のバランスが悪くなってしまうんです。

回り階段のアイアン手すり図面

次に手すりの高さです。本来周り階段部分の手すりは斜めに作る考え方が正しいのですが、なぜ今回は水平にしているのか?今回に限らず、お客様の好みでこのように制作することはありますが、今回は少し違うんです。わかりますでしょうか?それは、、

【壁用手すりの高さが低い】からなんです!(壁用手すりの高さは78㎝)上の写真を見て頂くと、回り階段なのに、途中で折れ曲がらず真っ直ぐ下に伸びてきているのがわかるでしょうか?本来このタイプは逆への字になり、この写真より10㎝ほど高い位置に壁用手すりがとりつきます。

そのため、水平にしないとものすごく高さの低い手すりになってしまうんです。仮に壁用手すりを意識せず、アイアン手すりだけで高さを考えるなら、どのような高さや形でも制作は可能です!ですが、今回はクロス後にご依頼頂き、壁用手すりがすでに設置されており変更もきかない!そして壁用手すりとの流れも考えたい!という実に難しいご要望だったんです。

ですので、壁用手すりの78㎝を基準にその他の部分も考えたので、普段よく製作する手摺よりも少し高めで制作しました。ただ、2段目から始めているので、開放感もあり動線もスムーズだと思います。おそらく今回のお客様にはこのサイズがベストだと考えています!

毎回様々なことがありますが、可能な限り美しく流れのある手すりが出来るよう心がけています!今回も色々ありましたが、取り付け後はとても喜んで頂けて安心しました。お客様有難うございました。

*回り階段や踊り場の含む階段手すりの高さを考えたブログ記事です!よければご覧ください。

同じような踊り場や回り階段を含む手すりの施工例

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